新世紀展 2点の展示入選!
━━━ 今回の2点入選に関して、これまでの作風と少し変わってきようですが。
- 昨年の冬に自分の内面を掘り下げる機会がありました。昨年は、障がい者のための事業の仕事に追われて、画業にほとんど専念できませんでした。
- 私は、これまで何のために絵を描いてきたのであろうかということを原点に立ち返るところから、自分を見つめることになりました。
━━━ どういうところを観て欲しいですか
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- これまでは、私は生命をテーマとして、いろいろと描いてきましたが、今回は、その先にある人間の根源を掘り下げたものとなりました。
- 『初めに神は天と地を創造された。』
- 『地には形がなく、荒漠としていて、闇が水の深みの表にあった。』
- そこに「光あれ」という言葉で、その後の地による6日間の創造-天地創造されます。
- 今回の出展されます2点では、闇をはさんで天と地が描かれます。
━━━ アートの感覚で根源的なところに触れること
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私のアートへのアプローチの立ち位置は変わっておりません。生命そのものの意味の探究から、人類の生から、地球の創造へと広がっていきますが、根源にある部分は、「生」の素晴らしさであると私は思います。私たち作家は、その特殊フィルターから覗いた形での世界を一般のギャラリーの鑑賞者の方にお見せすることができると思います。そこに、私が絵を描く意味があるかもしれません。